９月１１日(月)　日本共産党豊島区議団は、以下のように、区民の命と暮らしを守るための緊急申し入れを行いました。

区民の命と暮らしを守るための緊急申し入れ

　　　　　　　　　　　　2023年9月11日

豊島区長 高際　みゆき 殿

豊島区教育長　金子智雄　殿

 　　　　　日本共産党豊島区議団

 団長　垣内 信行

　電気・ガス料金、食料品の相次ぐ値上げなど、物価高騰が収まりません。物価高に見合う賃金の引上げ、年金の引き上げもありません。区民のくらし、営業はますます苦しくなり、深刻です。先の通常国会では、健康保険証を廃止してマイナンバーカードとの一体化を強要するマイナンバー法、人権無視の入管法、軍事費を2倍にする軍拡財源法・軍需産業支援法、原発推進５法案などの悪法が、自民、公明、維新、国民民主党などによって強行されました。今、国民、区民が望んでいるのは、物価対策、賃金や年金の引上げ、医療・介護などの社会保障の拡充です。この点で、政府の対策は、無為無策です。

今夏は異常な猛暑で、コロナの感染拡大、インフルエンザの同時流行、熱中症などで、救急搬送困難事例が発生、医療機関も逼迫しています。国の悪政から、区民のくらし、福祉、営業を守ることが地方自治体の役割です。2022年度仮決算は30億円以上の黒字です。基金残高は、今年度末には500億円になる見込みです。その一部を活用し、区民に寄り添い、くらし、子育て支援、営業などを守る施策を実施すべきです。

以上のことから下記の点について直ちに実施するよう強く申し入れるものです。

記

1. 幼稚園、保育所、介護事業所、障害福祉事業所などに昨年同様に助成金を実施すること。
2. 燃料費高騰が公衆浴場の経営に深刻な影響を及ぼしている、燃料費補助の拡充をおこなうこと。
3. ゼロゼロ融資の返済がはじまり、倒産、廃業の危機が迫る中小企業への新たな借り換え融資制度を創設すること。
4. 年収200万円以下の低所得世帯に豊島区独自の給付金を支給すること。
5. 熱中症から命を守るため、エアコンの購入・設置費用への助成を行うこと。
6. コロナ感染拡大がひろがり、無料のＰＣＲ検査を再開すること。検査キットを無料で配布すること。
7. ９月末までとされている病床確保料の補助とコロナの治療薬と入院費用の公費負担を１０月以降も縮小せず実施するよう国に求めること。
8. 子どもスキップ等の会計年度任用職員の欠員を直ちに改善すること。そのためにも会計年度任用職員の処遇改善をおこなうこと。正規職員の配置をすすめること。
9. デイサービスの食事代について、豊島区独自に低所得者に対し補助をすること。
10. 高齢者の補聴器補助について、補助金額の増額や支給回数制限の廃止、対象年齢の引き下げなど条件を緩和すること。

11. 消費税5％に減税、インボイスの10月実施は中止することを国に求めること。

以　上