豊島区長 高野之夫 殿
区民のいのちと暮らしを守り、安全な豊島区を実現するための緊急申し入れ |
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2011年6月6日
日本共産党豊島区議団
3月11日に発生した東日本大震災は未曽有の大災害となりました。福島第一原発事故も未だに予断を許さない状況であり、震災復興への対応が強く求められています。豊島区でも震災発生時は、公園が人であふれ、深夜まで帰宅困難者で混乱しました。先の臨時区議会に区長は震災対策として補正予算を組みましたが、大部分が庁舎の移転費用などで占め、区民が必要とする対策としては十分とは言えません。また、日本共産党区議団が行った区民アンケートでは、くらしが大変になったという回答が6割を超え、多数の切実な声が寄せられました。このアンケート結果に基づき、わが党は6大緊急プランを発表しました。このプランに多くの区民から期待の声が寄せられています。
よって、区民のいのちと暮らしを守り、安全な豊島区を実現するために、下記事項を緊急に実施するよう、ここに申し入れます。
記
- 防災対策の強化
(1) 地域防災計画の見直しにあたっては、人命保護、財産の保全に最重点をおくこと。
(2) 避難広場を十分確保し、避難所・救援センターを増設するとともに備蓄物資を充実すること。
(3) 帰宅困難者対策を抜本的に強化すること。
- 震災復興・放射線対策の強化
(1) 区内避難者の為に正確な情報を提供し、あらゆる対応を行うこと。
(2) 学校・保育園・幼稚園・公園などの放射線量測定をきめ細かく実施し公開すること。
(3) 節電対策は、行き過ぎないように区民の意見を聞きながら行うこと。
- 福祉対策
(1) 国民健康保険料の区独自の軽減制度を創設すること。
(2) 特別養護老人ホームについては、計画されている二か所はただちに着手し、さらに増設すること。
(3) 保育園の待機児をゼロにするために、認可保育園を増設すること。
- 住宅対策
(1) 住宅リフォーム助成を復活すること。
(2) 耐震補強工事補助をさらに拡充すること。
(3) 区営住宅・福祉住宅を建設すること。
- 医療対策
(1) 18歳まで医療費無料化を拡大すること。
(2) すべてのガン検診を無料にすること。
以上
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